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SIGMA World
2021/08/29
22:31/Sun

コロナ禍、皆さまいかがお過ごしですか?
写真家にとって行動制限は耐えられないことと思います。
僕もストリートスナップを撮りに他の街へ出かけることはずっと控えています。
あまりにじっとして居られなくて、昨夏からランニング始めてしまいました。
心置きなく写真を撮り歩けるその日まで、ちょうど良い体力作りになりそうです。
そんな日々の中、今年になってからポートレート撮影やジュエリー撮影の依頼など、
普段撮らない被写体が飛び込んできました。
多分、これはライティングを学びなさいという天の声だと思います。
自宅のスキマにLED2灯のささやかなスタジオをこしらえて、ジュエリーと
格闘しています。
最初のうちは、Nikon Z7にCONTAXのマクロプラナー60&100で取り組んでいましたが、
ふと思い出したことが……。金属やガラス、石にはFoveonだということを。
フルサイズFoveonがお蔵入りになって、しかもコロナでコンパクトMerrillも稼働させて居なかったので
すっかり忘れて居たようです。
いそいそとDP3Merrillを三脚にセットして、お試し撮影。
まさにそこにはこれだという写真が。なんと表現していいのか難しいですが、そこに在るという感触。
しかも、スナップと違って室内なら光をコントロールできます。Foveonが苦手とする露出不足を回避すれば
安打数も増えるというもの。まさに、Foveonは物撮り写真機と言えます。
ただ、DP3Merrillのモニターでは、小さくて球面のパールなどのピントを追い込むのはまさに修行。
どうしたものかと日々悩んでいたところ……。
気がつけばシグマ一眼ではSD14以来となるsd QUattro Hと150mmマクロが降臨して居ました^^;
photo by GR3
オーバーホール 第二弾 Summaron5.6/28
2020/03/31
23:51/Tue

Leica M9 / Summaron5.6/28
昨年末にオーバーホールに出していたSummaron5.6/28。
桜の開花と共に戻ってきました。
中古で購入した時からクモっていて、常にベールがかかっているような写真ばかり。
繊細な絵を描くのにその点が唯一残念と思いながらも、それもまた味として使い続けてきました。
しかしクモリは進行し、ここ数年は何度か手放そうとしながらも査定額で踏みとどまるような始末。
どうせ手放すなら一度は試しにオーバーホールしてみようと、重い腰を上げてみました。
結果は、期待値以上の描写にノックアウト。
ブログでは解像度が落ちてしまいますが雰囲気は伝わるかと思います。
モノクロはRAWからのレタッチですが、カラー写真はM9でのjpeg撮って出しです。
目視できる何本かのレンズの傷は治せませんが、撮影には影響ないようです。
今回で2本目のオーバーホールをしていただいた関東カメラさんには、
感謝の気持ちでいっぱいです。

Leica M9 / Summaron5.6/28

Leica M9 / Summaron5.6/28

FUJIFILM X-Pro2 & P.ANGENIEUX 2.5/35 TYPE R1
2019/08/28
20:40/Wed

X-Pro2 / P.ANGENIEUX 2.5/35 TYPE R1 / ISO400 / f2.5 / 1/4000
ミラーレスカメラで使い勝手が良くなったレンズ。軟調な描写ゆえピントが分かりづらく、
一眼レフではフォーカスに苦労しました。それがミラーレスのピント拡大機能のおかげで
ピント合わせがしやすくなり、持ち出す機会も増えました。
このレンズは絞れば柔らかいながらもしっかりした描写をします。でも、持ち味は開放での
撮影にある思います。

X-Pro2 / P.ANGENIEUX 2.5/35 TYPE R1 / ISO400 / f2.5 / 1/3500

X-Pro2 / P.ANGENIEUX 2.5/35 TYPE R1 / ISO400 / f2.5 / 1/1400

X-Pro2 / P.ANGENIEUX 2.5/35 TYPE R1 / ISO400 / f2.5 / 1/12800

X-Pro2 / P.ANGENIEUX 2.5/35 TYPE R1 / ISO400 / f2.5 / 1/1400
最新のレンズでは表現できないものもあると思います。フィルターワークやPCでのレタッチで疑似効果も
出せるとは思いますが、何の仕掛けもなくシンプルにファインダーを覗いている時点で日常を異化して見せ
てくれるレンズの魔力は、創作の上でなかなか侮れないものだと思います。
SIGMA FOVEON モノクローム
2019/07/25
02:16/Thu

SIGMA DP1 Merrill / ISO100 / 1/60 / F5.6
SIGMA DP Merrill シリーズ、モノクロ撮りには欠かせません。
LEICA MMに非常に惹かれていた時期もありましたが、結局その時はM9に。
デジタルモノクロは、フォトショップ系のプラグインソフトやiOSアプリでもなかなか
いい感じに仕上げることができます。それでも何か今ひとつというか。
グッとしまった黒から始まるトーンのつながりと、シャープネス。
それをSIGMAのFOVEONセンサーはリーズナブルなお値段でもたらしてくれます。
初期のDPシリーズからモノクロ表現の良さは言われていましたが、Merrillになって
専用の現像ソフトにもモノクロ現像モードが備わり本腰が入った感じです。
画素数が上がったことも加えて、非常に緻密な描写に。
35mm換算で、28mm,45mm,75mmそれぞれの単焦点レンズを積んだボディが三台というこだわりも
なかなか凄いと思います。特に35mm換算の75mm単焦点コンデジなんて他にはないですよね。

SIGMA DP3 Merrill / ISO100 / 1/400 / F5.6

SIGMA DP1 Merrill / ISO100 / 1/200 / F7.1
DPもQuattro世代になり、来年新世代機登場ですかね?
Quattroは見送りましたが、次世代機は気になります。
NIKON Z7 + LEICA ELMAR-M f3.8/24mm ASPH.
2019/07/21
16:40/Sun

NIKON Z7 / LEICA ELMAR-M f3.8/24mm ASPH. / ISO100 / 1/250 / f8
高画素機で周辺画質が気になるLEICA Mマウントレンズ。Z7との相性は如何なものか。

NIKON Z7 / LEICA ELMAR-M f3.8/24mm ASPH. / ISO100 / 1/60 / f8

NIKON Z7 / LEICA ELMAR-M f3.8/24mm ASPH. / ISO100 / 1/200 / f8

NIKON Z7 / LEICA ELMAR-M f3.8/24mm ASPH. / ISO100 / 1/320 / f8

NIKON Z7 / LEICA ELMAR-M f3.8/24mm ASPH. / ISO3600 / 1/60 / f5.6

NIKON Z7 / LEICA ELMAR-M f3.8/24mm ASPH. / ISO100 / 1/200 / f8
さすがに4000万画素を超える35mmフルサイズセンサーだと被写界深度を利用した撮影では
ゆるさが出てしまうようです。きっちりピントを合わせたカットでは画面の隅々までスッキリした
解像感が得られます。また、ストリートを歩きながらの流し撮りだと、手ぶれ補正がかえって描写を
甘くしているのかもしれません。Z7に搭載されている手ぶれ補正はノーマルとスポーツの2種類。
今度はスポーツモードと手ぶれ補正なしでの検証をしてみたいと思います。
LEICA ELMAR-M f3.8/24mm ASPH.、このレンズはコンパクトで街撮りには良き相棒。
LEICA M9には勿論のこと、FUJIのX-PRO2に載せても非常に軽快なスナップ機となります。
X-PRO2だと換算35mm、パンフォーカスにレンズを設定、OVFにしての撮影はまさに瞬撮。
アクロスモードではモダンなモノクロ写真が撮れます。
また、Z7のような高画素機ではトリミング耐性があるので、ハッとしたらまず撮るという使い方が
できます。LEICA Q2の人気があるのもうなづけます。高画素機&28mm以上のコンパクトな
広角単焦点レンズなら気軽に持ち出せるというものです。さらにセンサーサイズやレンズの開放値に
よって表現の幅が広がります。NIKONにはZシリーズ用のコンパクトな28mmか24mmレンズを早く出して
貰いたいです。
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